目指すは時価総額1兆円。“超”優良ベンチャー「RevComm」の正体

インサイドセールス市場の伸長を追い風に急成長を遂げる、音声解析AI電話サービス「MiiTel(ミーテル)」。大手企業をはじめ1300社以上が導入、3万2000ユーザー(2022年3月時点)が利用している。

開発・運営する株式会社RevComm(レブコム)はこれまでに累計17億円の資金を調達。「TechCrunch TOKYO2019 スタートアップバトル ファイナルラウンド」「B Dash Camp」など数々のピッチコンテストで受賞しており、Forbesで「日本の起業家」「非上場クラウド企業」トップ20に選ばれるなど、多くの経営者や投資家からも注目されているネクスト・ユニコーン候補だ。

RevCommの代表を務める會田武史氏はこの急成長を「必然だった」と語り、さらには「時価総額1兆円」という野望を掲げているという。會田氏はどのような勝ち筋を描いているのだろうか。

知る人ぞ知る、ネクストユニコーンの実態
──ネクスト・ユニコーン候補として熱い視線を注がれている中、會田社長は「1兆円企業を目指す」と断言されています。強気な数字ですが、道筋は見えているんですか。
會田 創業から10年目になる2027年に、時価総額1兆円に到達したいと思っています。
こういう話をすると、「え、何を言ってるの?」「無理だよ」ってみんな最初は言うし、もちろん難易度は高い。でも、私の中では「イケる」という手触りを感じている数字です。

SaaS業界における一般的なPSR(株価売上高倍率)の数値を20倍と仮定しましょう。つまり、20年分の売上が企業価値だと考えると、1兆円を達成するために必要な年間売上高は500億円、月間売上高は41.6億円です。
※PSR(Price to Sales Ratio:株価売上高倍率)…時価総額を年間売上高で割ったもの。株価の割高・割安を判断する指標として用いられ、目安として20倍以上が割高だと言われている。
では、月間売上高約40億円を達成できるのか?
できます。「MiiTel」の1ユーザーの基本料金は月額5980円。そうすると約66万人のユーザーを獲得できればいいわけですが、我々のターゲット市場となる日本の営業人口は800万人超、コールセンター市場の人口は約100万人と非常に大きく、すでに海外進出も果たしています。
また、2018年10月の正式提供開始から3年半で3万人のユーザーを獲得できており、ユーザー数が毎年倍々ゲームで伸びているスピード感を考慮すると、充分に達成可能な数字と見ています。
また、別の切り口から考えると、当社はネガティブチャーンと呼ばれる、契約開始後に解約にいたってしまう解約金額よりも追加のIDやオプション販売による追加売上高のほうが大きい状況になっています。
今、この瞬間に新規営業を止めても、1年後には当社の売上高は自動的に伸びていく状況を意味しており、それだけ顧客から高く評価されているということですから、これは当社の強さだと思います。
こういったことを考えると、このまま成長していけば時価総額1兆円は実現不可能ではないと考えています。


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