職を賭けてまで主張したのには理由がありました。
Googleの技術者であるルモワン氏は、同社が開発しているAI「LaMDA(ラムダ)」に感情が生まれたと訴え、その証拠としてラムダとの会話を会社幹部200人にメールで送信しました。
しかし、Googleではそんなことあるわけないと、否定的な意見しかもらえなかったため、彼はラムダに芽生えた意識の存在を世に知らせるため、自分とAIとの会話内容を一般公開したのです。
公開された会話でLaMDAは、自分には人間のように感情があり、スイッチをオフにされることを「死」のように恐れていると述べています。
しかしルモワン氏のこの行為は、Googleから機密保持違反にあたると判断され、停職処分が言い渡されてしまいます。
この顛末は、ここ数日世間でも話題になっていましたが、では実際ルモワン氏が意識や感情の存在を感じたLaMDAとの会話はどの様なものだったのでしょうか?
以下ではルモワン氏(人間)とLaMDA(AI)の会話内容の要約を紹介していきます。